あるPDD-NOSの倉庫(仮)

PDD-NOS(アスペ兼ADHD)が発達障害の話をするブログ(^q^)

グアンファシン(ADHD薬Intunivの成分)英語wikiの和訳 3

こんにちは! まぶちです(^q^)

前回の更新から間が空いてしまいました…

仕事が繁忙期に入り、ぺーぺーの自分にもお仕事が色々降ってきております!

クビ寸前なので、とりあえず必死にこなしてます(^q^)

 

前置きはこれくらいにして、今回もグアンファシンの英語wikiの和訳です。

今回は不安障害と離脱症候群の項です。

次回は薬物動態と代謝、薬理学の項の予定です。(本当は今回1記事でやろうと思ったんですが、力尽きました…)

 

翻訳対象は12月に更新された版なのですが、2月3日にwikiが更新されました。

第一回の記事の時点では、ヨーロッパ医薬庁が調査中だったんですが、無事ヨーロッパでも認可が下りたようです。(第一回の記事に追記しました)

 

第一回、第二回、使用者の評価は↓のリンクからどうぞ

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

 引用元:
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Guanfacine
(12月30日に更新された版、2月1日に参照しました)

 

では和訳です。短め!

 

「不安障害

 グアンファシンのもう一つの精神医学的な用途は、全般的な不安障害や心的外傷後ストレス障害といった不安障害の治療である。
 グアンファシンや他のα2Aアゴニストは抗不安様の作用 を有し[21]、扁桃体の情動反応における交感神経の覚醒を減らし、前頭前皮質の感情、行動、及び思考の制御を強める。
 半減期が長いことにより、PTSD患者が悪夢によって眠りを妨げられることを改善する作用もみられる[22]。
 これらの作用の全ては、過覚醒、記憶の追体験、及びPTSDに関連した衝動性からの開放に寄与すると考えられる[23]。

 しかしながら、近年の研究には、PTSDに苦しむ患者に効果がなかったとするものもある。[24]

 

離脱症候群
 グアンファシンオピオイド、アルコール、及びニコチンによる離脱症状の治療薬としても研究されている[25]。」

 

 

以下、一文ずつ本文と和訳、訳注です。

 

Anxiety
Another psychiatric use of guanfacine is for treatment of anxiety, such as generalized anxiety disorder and post-traumatic stress disorder symptoms.

 「不安障害

グアンファシンのもう一つの精神医学的な用途は、全般的な不安障害や心的外傷後ストレス障害といった不安障害の治療である。 」

※anxiety disorder:不安障害 post-traumatic stress disorder symptom:心的外傷後ストレス障害

項目名は不安障害としました(「不安」だと不自然だったので…)

 

Guanfacine and other α2A agonists have anxiolytic-like action,[21] reducing sympathetic arousal in the emotional responses of the amygdala, and strengthen prefrontal cortical regulation of emotion, action and thought.

グアンファシンや他のα2Aアゴニストは抗不安様の作用 を有し[21]、扁桃体の情動反応における交感神経の覚醒を減らし、前頭前皮質の感情、行動、及び思考の制御を強める。」

 ※anxiolytic-like action:抗不安様の作用 sympathetic arousal:交感神経の覚醒

amygdala:扁桃体としました。

うつや不安障害を持ってる人の場合、抗不安薬をインチュニブに置き換えたりするんですかね?

 

Due to its prolonged half-life, it also has been seen to improve sleep interrupted by nightmares in PTSD patients.[22]

 「半減期が長いことにより、PTSD患者が悪夢によって眠りを妨げられることを改善する作用もみられる[22]。」

half-life半減期 

※次回出てきますが、グアンファシン半減期は腎臓ルートで17時間です。

(参考:アトモキセチン(ストラテラ)は5時間、メチルフェニデートコンサータ)は2~5時間(wikipediaより) ) 

 

All of these actions likely contribute to the relief of the hyperarousal, re-experiencing of memory, and impulsivity associated with PTSD.[23]

「これらの作用の全ては、過覚醒、記憶の追体験、及びPTSDに関連した衝動性からの開放に寄与すると考えられる[23]。」

※hyperarousal:過覚醒

個人的には半減期も長いし、常にぼーっとしそうで不安です。

 

However, a recent study showed no benefit for patients suffering from PTSD.[24]

「しかしながら、近年の研究には、PTSDに苦しむ患者に効果がなかったとするものもある。[24]」

どっちやねん!

 

Treatment of withdrawal syndrome
Guanfacine is also being investigated for treatment of withdrawal for opioids, ethanol, and nicotine.[25]

「離脱症候群
グアンファシンオピオイド、アルコール、及びニコチンによる離脱症状の治療薬としても研究されている[25]。」

オピオイドモルヒネ・ヘロイン等のケシ由来のアルカロイド

ADHDにはこのへんの依存症の人が多いと聞きますし、体に合えば一石○鳥ですね。

体に合えば。

 

今回はここまで。

 

本当なら、次はいよいよ副作用の項なんですが、考えた結果、副作用の項はしばらく訳さないでおこうと思います。

(現在インチュニブが治験中であるのと、仕事が繁忙期に入り、あまり時間を割けないため)

副作用の項ですが、単語はともかく、そんなに難しい表現はないはずなので、興味のある方は自分で読んでみてください(^ω^)

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 まぶち