あるPDD-NOSの倉庫(仮)

PDD-NOS(アスペ兼ADHD)が発達障害の話をするブログ(^q^)

グアンファシン(ADHD薬Intunivの成分)英語wikiの和訳 4

こんにちは! まぶちです(^q^)

またまた前回の更新から間が空いてしまいました…

twitterは反応が割とスパスパ来るので更新しがいがあるんですが、ブログは読んでる人がいるのかわからず…

アクセス解析見たら案外アクセスがあって驚きました。

 

今回もグアンファシンの英語wikiの和訳です。

今回は薬物動態と代謝、薬理学の項です。

副作用については前回の記事の通り、当面訳すつもりはないので、気になった方はググるか英語wiki読んでみてください。

 

あと、グアンファシンはかつてエスタリックという名前で高血圧の薬として販売されていたのですが、エスタリックは2005年に製造中止になっています。

製造中止になった経緯を調べてみましたが、私の検索能力では、中止理由の公的なソースを見つけられませんでした。(製造中止になったことはわかるが、理由が書かれていない)

どなたか製造中止理由について公式発表などのURLをご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

ある程度想像はつきますが…。

 

第一回(概要、高血圧)、第二回(ADHD,チック)、第三回(不安障害、離脱症候群)、使用者の評価は↓のリンクからどうぞ

 

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

 

soko-of-pdd-nos.hateblo.jp

 

 

 引用元:
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Guanfacine
(12月30日に更新された版、2月1日に参照しました)

 

和訳です。

 

「薬物動態と代謝

グアンファシンの経口生物学的利用能は80%である。
初回通過代謝first-pass metabolismについての明確なエビデンスはない。
排出半減期は腎臓を通る主要な経路で17時間である。
主要な代謝物質は3-ヒドロキシ誘導体であり、穏やかな体内変化を示し、重要な中間生成物はエポキシドである[26] 。

腎機能障害を持つ患者においても、排出が通常の腎機能を持つ患者とそれほど変わらないとされる。このように、腎機能に障害を持つ患者の例から、グアンファシンは肝臓によって代謝されると推測される。このことは副作用として知られる起立性低血圧及び鎮静作用の頻度の上昇からも裏付けられる。[27]
動物モデルにおいて、グアンファシンの前頭葉の作動記憶の機能を強化する作用は、cAMPが仲介するシグナリングの抑制によるものと考えられる。このシグナリングは、一般的にシナプス後のα2A受容体と結合するGタンパク質の影響を受ける。 グアンファシンはこの結合を通し、受容体を刺激する。 [28]

 

薬理学
グアンファシンは高度に選択的なα2A 受容体アゴニスト(アドレナリン受容体)であり、他の受容体にはほぼ親和性がない。[29]
しかしながら、弁膜症に潜在的に寄与する、5-HT2B受容体アゴニストでもあるかもしれない。[30]」

 

以下、訳注及び英文、和訳です。

 

Pharmacokinetics and metabolism

Guanfacine has an oral bioavailability of 80%.

「薬物動態と代謝

グアンファシンの経口生物学的利用能は80%である。」

metabolism:代謝 メタボじゃないよ

oral bioavailability:経口生物学的利用能 

生物学的利用能 - Wikipedia

 

There is no clear evidence of any first-pass metabolism.

「初回通過代謝(first-pass metabolism)についての明確なエビデンスはない。」

first-pass metabolism:初回通過代謝としました

(ここfirst pass effectで初回通過効果では?と思ったのですが、私は専門家ではないのでそのまま直訳しています)

 

Elimination half-life is 17 hours with the major elimination route being renal.

「排出半減期は腎臓を通る主要な経路で17時間である。」

Elimination half-life:排出半減期

前回も書いてますが、長いですね。

 

The principal metabolite is the 3-hydroxy-derivative, with evidence of moderate biotransformation, and the key intermediate being an epoxide.[26]

「主要な代謝物質は3-ヒドロキシ誘導体であり、穏やかな体内変化を示し、重要な中間生成物はエポキシドである[26] 。」

 

It is also shown that elimination in patients with impaired renal function does not differ significantly from those with normal renal function.

As such, metabolism by liver is the assumption for those with impaired renal function, as supported by increased frequency of known side effects of orthostatic hypotension and sedation.[27]

「腎機能障害を持つ患者においても、排出が通常の腎機能を持つ患者とそれほど変わらないとされる。このように、腎機能に障害を持つ患者の例から、グアンファシンは肝臓によって代謝されると推測される。このことは副作用として知られる起立性低血圧及び鎮静作用の頻度の上昇からも裏付けられる。[27]」

impaired renal function:腎機能障害

orthostatic hypotension:起立性低血圧 sedation:鎮静作用

個人的には今回この2文が肝だと思うのですが、どうやら肝臓代謝のようです。

肝臓が悪い人には多分良くないでしょうね。

 

In animal models, guanfacine’s enhancing effects on the working-memory functions of the pre-frontal cortex are thought to be due to inhibition of cAMP-mediated signaling, which is effected by the Gi proteins that are generally coupled to the post-synaptic alpha-2a-adrenoceptors that guanfacine stimulates through binding.[28]

「動物モデルにおいて、グアンファシンの前頭葉の作動記憶の機能を強化する作用は、cAMPが仲介するシグナリングの抑制によるものと考えられる。このシグナリングは、一般的にシナプス後のα2A受容体と結合するGタンパク質の影響を受ける。 グアンファシンはこの結合を通し、受容体を刺激する。 [28]」

Gi proteins→Gタンパク質としました(日本語版wikiがあるので)

 

Pharmacology
Guanfacine is a highly selective agonist of the α2A adrenergic receptor, with negligible affinity for any other receptor.[29]

「薬理学
グアンファシンは高度に選択的なα2A 受容体アゴニスト(アドレナリン受容体)であり、他の受容体にはほぼ親和性がない。[29] 」

 

However, it may also be a potent 5-HT2B receptor agonist, potentially contributing to valvulopathy.[30]

「しかしながら、弁膜症に潜在的に寄与する、5-HT2B受容体アゴニストでもあるかもしれない。[30]」

valvulopathy:弁膜症

心臓弁膜症サイト | 弁膜症とは

 

これでいったんグアンファシンwikiの和訳は停止します。

 

ADHD傾向ばっちりなのでコンサータ飲んでるんですが、効果があるのかないのかわからないうえに服用10時間後くらいに頭痛が出てつらいです(^q^)

次回通院あたりでストラテラが出るか無理やり増量するかどっちかだと踏んでるので気が向いたら記事書きますね。

 

では

 

まぶち